Author: hiradon
• 2009年06月10日(水) 21:51


RESCUE3 Swiftwater Rescue First Responder

○受講日:2009年6月8日
スイフトウォーター・レスキュートレーニングは世界15ヶ国6万人が受講している、
最も権威と実績のある河川水難救助訓練システムです。(公式WEBより)

週末明けの月曜日、兼ねてから気になっていたレスキュー3・SFR講習を群馬県水上にて受講。
早朝に東京を出て、ETC割引を発動させながら関越道を北上。出発時は愚図ついた天気だったのですが、伊香保を越えたあたりから徐々に雲もなくなり、現地の水上に到着した頃はピーカン日和。おかげさまで気持ちの良い日差しの中で講習を受けることが出来ました。

さて、朝8時半に水上ICを降りてすぐのカッパClubに集合すると、講師の方がやってきて挨拶。
今回の生徒は、なんと自分を含めて3人のみ。なかなかのプライベートレッスンですよ。
メンツは下記の通り。

  • 講師:本間さん(WEB)
  • 生徒:福島県・会津若松の消防士さん(先輩)
  • 生徒:福島県・会津若松の消防士さん(後輩)
  • 生徒:ひらどん(普通の遊び人)

まじっすかー、プロ2人に混じりの講習でドキドキな自分。話しかけると気さくな方々で良かったです。
そして講師の本間さんは、昨年(2008年7月27日)の日テレ“鉄腕DASH”にて放映された「水場の緊急事態に備えろ!水難強化訓練!」に出ていたお方。ちなみに今回の実地講習も同じ場所で行いました。

というわけで、簡単な自己紹介を終えた後、午前の机上講習、午後の実地講習と始まったのでした。

■机上講習
初夏の爽やかな風が吹き抜ける中、屋外テラスにて講習が始まる。
なるほどなるほどーとレスキューの心構えや水の流れ方などを学び、いつも遊んでいる多摩川の様子を頭に浮かべつつ、話に感心しながら講習は進みます。しかし、午後は実際に我が身で実体験することになるわけでして、一緒に受講している消防士さん達に迷惑にならないだろうかと、内心はドキドキしながら聴講してました。

内容が少しばかりこちらの方のページにて紹介されておりますね。あ、この方も消防士…。
一緒になった会津若松の消防士さん達は、職場の先輩達が受けていて勧められて来たようですが、自腹なんだそうです。研修費とかじゃなくて、あくまでも自己の技術向上・研鑽としての参加ってことですかね。講師の本間さんに聞くところでは消防士の参加は多いようでして、思わず「一般の人ってそんなにいないんですか?」と聞いちゃいましたよ。本間さんは「そんなことないし、自治会、NPOでの人達も来るよー」って言ってくれましたけどね。こちらは費用をだしてくれるところもあるとか。うらやましい。

左:集合場所となった水上IC降りてすぐにあるカッパClub
右:テラスにて受講

みんなで昼食をとっている時は、本間さんに鉄腕DASHでのお話とか聞いちゃったり。

■実地講習
さて、昼食を挟んだ後、午後からはいよいよ実地講習。もうドッキドキー!
ウェットスーツ、ヘルメット、ライフジャケット、スローロープを装備していざ現地へ!
ここの釣り師の方の講習レポと同内容です。うわー手抜き。
下記写真は解散後に再び現地に赴いて撮影(講習中は実技でいっぱいいっぱいだったので撮影なし)

<メインステージ>
左から写真A,写真B,写真Cと文章内では呼ぶことにします。

さぁ、来ちゃいましたよ。実習開始です!たとえば…
[1]ディフェンシブ・スイミング・ポジション
 2階以上の高さはありそうな崖(写真Aの左側)からジャンプして川にダイブ。
 頭部を上流に向け仰向けに流されつつ、写真Cの川中にある石の裏側(エディ)に回り込むのです。
[2]フェリーアングル
 流れ上流45度に対して泳ぎます。写真Bで言うと左岸から右岸へ。
 泳ぐだけで精一杯。水をガブガブ飲みました。
[3]ロープレスキュー
 a.流された人に「ロープ!」と掛け声をしてスローロープを投げ入れてレスキュー
 要救助者がロープを持ったとたんガツン!と自分が引っ張られました。。もう1人が押さえる役としてバックアップについてくれたのですが、すごい力で大人2人がズルズル引きずられるんですよ。要救助者を無事に助けることは難しかったです。いやー、これは怖いけど川の恐ろしさ等を知る良い経験ですね。見るとやるとで大違い。
 b.今度は自分が流されてロープを掴む
 流された後「ロープ!」と言う声を聞いてロープを探すにも、水面にいると視界は狭く見つけるのは困難。
 実際の救助ではパニクっている要救助者にロープを把握させるのも大変なんだろうなー。
 こういうのって練習あるのみですね。
[4]徒渉
 流れのキツイ場所とかは複数人で隊列になって渡る練習。
 先頭の人はパドルを支えにし、他の人は縦列に組んだりピラミッド型で組んだりして川を歩くのです。
[5]障害物回避/ストレーナー
 流木に引っかかった状態からの脱出に挑戦です。鉄腕DASHで山口君が困難してた記憶があって、それを見ていた自分は、そんなの簡単に出来るんじゃない?と思っていましが……でもね、でもね、ムリ!体を起こして流木の上に体を回して脱出すればいいのですが、上半身下半身共にが水流に押されて木から体が剥がれないんですよ。泣く泣くギブアップ。実際に木や岩のしたに潜り込んだらアウトですな。

とまぁ、3人でヒーコラしながら、いろいろと訓練しておりました。
時間も少なくなってきて、最後に下流へ移動したわけですがコレが凄かったのってなんのって…。

<仕上げステージ>
大きな橋の下まで移動すると、そこは立派な急流です。時折やってくるラフティングボートもワッサワッサと揺られて下っていくような場所。とりあえず下記の写真と動画などご覧下さい。写真では迫力が伝わりにくいの残念だ…。


大きな地図で見る
GoogleMapで確認するとココ


時折、ラフティングボートがここをザパンザパンと越えていきます


最後の方で画面中央の見える高い白波に注目

大きな白波を目の前にして、説明が始まりました。

本間さん「ここのバックウォッシュが云々…」

3人『 (いやー、こんな所に落ちたら大変だよなぁー) 』

と思いつつ、コレで実地訓練も終わりなのかと感じていたその時!

本間さん「じゃー、対岸まで行ってみましょうか!」

Σ( ゚д゚ ) Σ( ゚д゚ ) Σ( ゚д゚ ) エッ!?

( ゚д゚) (゚д゚ )(゚д゚ ) イマナンカ イイマシタヨネ?

オヨグ? ( ゚д゚)( ゚д゚) (゚д゚ ) タイガンマデ?

( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ( ゚д゚ ) ………

3人『なんだってー!!』

本間さん「波は大きいけれど、ただ流されれば大丈夫!」

なんというハートマン軍曹。
ビビル自分を前に本間さんはザパーンと川の中へ飛び込むと、いとも簡単に対岸へ。
怖えー、でもこれは講習!やらねばならんのです!意を決して白波立つ川の中へ身を投げ入れました。

ガブガブガブゴブー、ゴボボボボボーッ

もう何がなんだかわかりませんよ。白波は空気を沢山含んでいるので、ライフジャケットも本来の浮力を得られず、体は沈みがちで流され波に揉まれます。泳げ泳ぐんだオレ!と必死になって泳いで本流を抜け出し、なんとか対岸へ着くことが出来ました。いっぱい水飲んで鼻水ずるずる。でもコレでは終わりません。コッチへ来たならアッチへ戻らなければ…。左岸から右岸への泳ぎが終わった後、今度は右岸から左岸へ泳ぎ渡りましたよ。そしてようやく実地訓練終了。

カッパClubへ戻ってきて、しばし休憩。
その後、頭はボーッとしながらもペーパー試験を受けて認定証をいただいて帰宅したのでした。

■ひとことふたこと
今回のレスキュー講習を通して、実地訓練による川に対する認識向上、救助に対する自己の安全確保、要救助者の救助方法など良い勉強となりました。机上講習ではテキストの一部だけでしたので、自宅で全ページをじっくり読んでいきたいと思います。ロープワークも練習して結べる種類を増やします!今日は自転車通勤で多摩川CRを走ったのですが、今までなら川の形の確認だったのが、川の流れまで見るようになってましたよ。夏場、子供を連れて多摩川でに行ったときに、万が一の事があっても少しは焦らずに行動できるかなぁ…。あ、そうだ、子供にスローロープを遊びがてら教えてみるのも悪くないね!

最後に、講師の本間さんありがとうございました。
一緒に受講した会津若松の消防士さん、お仕事頑張って下さい!

次は機会があったら何の講習受けてみようかな。応急手当て訓練のMFAがいい感じです。

■おまけ
水量は違いますが、同じ場所でラフティングしている映像を見つけたのでどうぞー。
生身の人間が川に揉まれている時の視界はこんなもんじゃなかったです。


ラフティングVer.1 : 開始22秒後?


ラフティングVer.2 : 開始1分15秒後?


ラフティングVer.3 : 開始40秒後?

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13件のコメント

  1. こんちは

    おお、いつぞやのレスキュー講習ですな。

    かなり本格的な感じですね!
    やっぱり実習経験があると、
    イザとなった場合に全然違うんでしょうね。

    いつの日か受講してみたいですー

  2. >dreameggsさん

    行ってきましたよー。実地講習なんか本気の本気モード全開でした。
    ちょっと油断すると川の力に負けて流されること数回。
    白波立つ川を必死に泳いだので、腕回りに筋肉痛がまだ治まりませんよ。
    イザというときはどうなんだろぅ…。自分自信の安全確保だけでもイッパイイッパイだったからなー。

    いろんな意味で意識改革となり良い経験学習となりますので
    機会があったら、ぜひぜひ参加してみてください。

  3. なんかすごい(@0@)

    これって一般人と言うかレスキュー関係何も無い人でも受けられるのですか?

    あ!そう言えば着衣泳法講習なら受けました(^^)
    服着てても靴履いてても浮くもんですね?。
    でも波の無い普通のプールだったから危機感ゼロで皆ぷかぷか浮いていました(笑)

    びびりですが、ちょっと川講習に興味が出てきました(**)

  4. よ、よくみたら凄過ぎかも(><)
    私は救助するよりも救助される側でした(汗汗)

    ぷかぷか浮いてだけで一杯一杯のももたろうでした(笑)

  5. おお、いつぞやのエントリのですな。
    ちゃんと実行するひらどんは、凄いね?
    3人参加の内、2名の消防士さんですか(汗)
    多分その時点で私は、帰ってますね(爆)

  6. >ももたろうさん

    泳げれば誰でも受けられまして、川遊びする人達みんな受講したほうがいいんじゃないかと思うぐらいです。
    ぜひぜひ。楽しいですよー
    一緒に受講した消防士さん達とは、徐々に連帯意識みたいなのが出てきて
    「がんばーっ!」とか「あとちょい!あとちょい!」なんて声を掛け合ったりしてました。

    あ、ちなみ着衣泳法って練習したことないんですよ。
    静水時ならなんとかなるんでしょうけど急流じゃアウトな予感。

  7. >亀吉さん

    いやー、最初の自己紹介で職業を聞いたときは焦りましたが、なんとか無事についていけましたよ。

    「泳ぎは得意じゃない」「川に入るなんて、いつだったか」なんて言ってましたが、そこはプロ。
    それを補うがごとく、やはり基礎体力や行動力、統率力、実効力の高い方々でした。

    1日コースでこんなですから、更に上級2泊3日コースってどんなんだろうと気になりますよ。
    ……うーん、でもさすがに体力も頭脳もついていく自信がございませんが。

  8. これって無茶苦茶ハードぢゃないですか。
    わたしだったら溺れ死んでそうです。
    私の場合はプールで泳ぐとこから始めないときっと溺れます。
    こんな流れのはやい川では泳いだことないですよ。
    最近はプールですら泳いでないです。
    これで、親子カヌー遊びを満喫できますね。

  9. 激流じゃないですか・・・
    流れも分厚いんですけど・・・

    僕なら研修で命落としそうです。
    でも、参加してみたい。
    いや、だから参加しておかなきゃですね。

  10. >nekopuu43さん

    メインステージは良かったんですが、最後の試練にはビックリでした。
    まぁライジャケあればなんとかなるもんですね。

    カヌー遊びの安心度も高まった気がします。
    自宅の近くの多摩川で小さい瀬となっている場所があるのでレスキューごっごもしちゃいそう。

  11. >Ggreenさん

    最後の白波は大人がスッポリ入りそうなぐらいな気がします。
    飛び込んだ瞬間にあっという間に流されました。

    釣り師のGgreenさんであるからこそ、イザって時の為にも
    急流飛び込み研修をガブガブゴブゴブーっと是非是非。

  12. 過去記事にコメですが。

    ツイで紹介いただきましたが、面白そう(といったらアレかもですが。)ですね。
    流され方や、ストレーナーへの対処、スローロープのつかみ方といったことは知識としては頭に要れてますが、実際にやってみないと、いざという時、とても無理ってことがわかります。^^
    でも、これ、一緒に遊ぶ仲間や家族(嫁とかと)で受けて見たいですね。

    講習受けられるように色々根回しはじめて見ますね。^^

  13. >ずみきちさん

    関西地域の講習は吉野川みたいですね。

    ロープ救助は実際やってみると驚きますよ。
    流されていく大人一人を助けるのに、油断すると自分の体がドーンと持っていかれてビビリます。
    TatsuLowさん、fuuさん、drunkwhaleさんとか誘っていけば良さそうですねー。
    てか、「行こうよ!」って言えば行くと思うな。

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