『えー、また栗ご飯かよー』
全国栗ご飯ファンの皆様申し訳ございません。
子供の頃、この時期になりますと自分がつぶやいていた言葉です。
だってしょうがないじゃない。昔、実家は秋になると“なんちゃって栗屋”となっていたことがありまして、話によると最盛期には1トンの収穫量があったとかなかったとか。売り物にはならないクズ栗を母が利用して、オヤツに茹で栗、夕飯に栗ご飯の日々をしばらく続かせたり、集めたイガや枝打ちの木で焚き火しながら焼き栗を作ったりと、栗三昧でありました。そりゃ飽きるっつーの。
まぁ、それも今は良い思い出。
現在は自分たちと親戚に配る程度の収穫量となりまして、実家を離れた今は栗三昧の日々はなくなりましたが、とりあえずここ数年は大粒の良栗を拾ってきて自宅に持ち帰り、渋皮煮を作ることを恒例としています。
もちろん今年も作りましたよ。
実家で拾った大粒の栗。市販ではL?LLレベルのものでしょうか。拾ったばかりの栗は水気とツヤのある赤茶色をしていまして、マロンレッドなんて色名がよく似合います。そういえば、市販品だと流通の過程で乾燥してしまって、美味しそうに見えないのもありますね。とてもじゃないけれど買う気にはなれません。
さて、仕込みましょう!
毎年やり方(アク抜きなどの茹でる回数とか)を変えているのですが、今年はこんな感じで進めました。
生栗を鍋に入れ、そこにお湯を入れて冷めるのを待ちます。
次の行程では鬼皮を剥くのですが、それを少しでも楽にするために栗を柔らかくしておくのです。
今回の用意したモノは下記の通り
- 栗:2kg
- 砂糖:750g
- 蜂蜜:大さじ1
- 塩:適量
- 重曹:大さじ2
最初は鬼皮を剥かなければ。正直、時間がかかって面倒くさいです。でもやらねば何も始まりません。
『栗くり坊主』という必殺アイテムの出番。これを使うと鬼皮剥きが簡単になるのです。でも、渋皮を傷つけないようにしなければならないため、つい慎重になってしまいます。だから集中して作業するには夜中がうってつけ。まるでカニを食べる時のようにモクモクと作業を進めたのですが、それでも1時間ぐらいかかったかな。
鬼皮剥きが終わったら、次はアク抜き。重曹を入れた水で栗を茹でると、アクが出て鍋は真っ黒け。
今まではアク抜きを何回もやっていたのだけれど、今年はあえて1回だけにしてみた。
茹で上がったら楊枝を使って渋皮についている筋を落としたり、歯ブラシで軽くゴシゴシと磨いたりして綺麗にします。これまた時間かかるんだけど、嫌がらずに一粒一粒丹精込めて作業するのべし。
重曹を入れない水で再び茹でこぼしを行った後はいよいよ味付け。
半分量の砂糖を入れた水に栗を入れて茹で始め、良い感じでお湯になったら残りの砂糖を投入。
隠し味に蜂蜜や塩もいれてみたり。
20?30分ほど弱火でコトコト煮た後は、一晩かけて冷ませば出来上がりっ!
すぐに食べない分は冷凍保存にして、残念ながら皮が煮崩れてしまったヤツを食べることにしよう。
うん美味い!でも、アク抜きをもう1回した方が良かったかな?
なんとなく渋味が残ってしまったようですが、その後から中身の甘味がそれをカバー。
また、ホクッとした食感がなんとも言えません。今年もなんとか成功したと言っておこう。
ほんと渋皮煮は手間暇かかります。
手間暇かけても作っても食べるのは一瞬の出来事。
でも、その分の価値はある。
毎年作るたびに市販品が高いことに「ですよねー」と頷くのです。
<参考リンク>
【SUWADA栗くり坊主2 】/西村金物店
こいつがなければ渋皮煮作業は始まりません!

















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